開通9カ月の橋が崩壊 車が10M落下して3人死亡

2012/08/27 更新: 2012/08/27

【大紀元日本8月27日】黒竜江省ハルビン市で24日、市内の松花江の支流を走る橋の一部が突然崩落し、走っていたトラックなど4台が落下し、3人が死亡、5人が重傷を負った。橋は約244億円の総工費をかけて建設され、昨年11月に開通したばかりだった。

この橋は長さ15・42キロ。8車線で、今回、2車線分が崩れ落ちた。ピーク時の交通量で毎時9800台でも走行可能と市は発表していた。

高速道路はハルビン市運輸局が主導して2009年12月に建設が開始された。建設にかかわった労働者へのインタビューによると、極寒のマイナス30~40の冬季でも建設作業は休まず続けられ、特に2010年5月~11月までは24時間で作業が続けられたという。

完成まで2年もかからなかったことを市は「歴史的奇跡」として自負し、「ロケット並みに速く走れる」として宣伝していた。松花江に架かる橋でももっとも長いものだった。国家安全生産監督管理総局の黄毅報道官は最近、橋の強度や工程などについて詳しく調査する方針を発表した。

ハルビン市は道路舗装や建設過程がずさんなことで最近非難されていた。8月中、少なくとも7カ所の一部道路の崩壊事故があったことが知られており、なかには2人が死亡したケースも含まれる。

 (翻訳編集・佐渡 道世)
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