全人代代表、取り調べ中の暴行により死亡か

2012/08/28 更新: 2012/08/28

張さんのミニブログ(スクリーンショット)

【大紀元日本8月28日】湖南省湘西テレビでパーソナリティを務める張謙さんのミニブログ(微博)が注目されている。張さんの父親が当局に強制連行された後、暴行により死亡したとの内容だ。

ミニブログの記述によると、63歳の父親・宗富さんは湘西自治州の中学校の共産党書記兼校長で、全国人民代表大会の代表。14日、現地検察当局が父親の身柄を拘束した。取り調べ期間中は毎日3時間の睡眠しか許してもらえず、さらに暴行を受けて死亡した。死因について当局は心筋梗塞としているが、張さんは、父親には心臓疾患はなかったと反論している。

張さんは暴行を受けたという父親の写真をネットで公開した。

この書き込みにコメントが多数寄せられている。日ごろ汚職幹部に鬱憤をためているネットユーザーらは、父親が取り調べを受けている理由は汚職だと推測し、「汚職幹部二世だ」と張さんを非難。また、「たとえ汚職犯罪の取調べでも拷問はだめ」「全人代の代表ですらこうなるなら、一般民衆はもっとひどい目に遭っているはずだ」などとさまざまな声が寄せられている。また、張さんの父親が身柄拘束された原因の公開を要求する声も上がっている。

後に、張さんは物議を醸し出している原文を取り下げた。

25日、張さんはミニブログで、父親の身柄拘束に際して当局はいかなる法的文書も家族に示してないと記した。

(翻訳編集・叶子)
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