空港に留まっている同フライトの乗客たち(ネット写真)
【大紀元日本8月31日】中国国際航空の北京発ニューヨーク行きCA981便は29日、出発7時間後に北京空港へ引き返した。現時点までに詳しい理由は公表されていない。一部情報には、同機には指導部の高官が乗っており、米国への亡命を阻止するためだったのではないかとの報道もある。
同飛行機は29日、北京時間午後1時に出発し、米国現地時間29日午後2時過ぎニューヨークに到着する予定だった。
インターネット情報によると、途中で一部の乗客が飛行ルートの案内画面で飛行機が引き返したことに気づいたが、乗務員はモニターの表示エラーだと説明した。北京空港に着陸する前も、機内アナウンスは、乱気流の発生によるシートベルト着用を案内しただけで、着陸を知らせなかった。着陸直前に、はじめて機長から、「飛行機が脅迫の情報を受けたため北京空港に戻った」と説明があった。
空港のグランドで待機する警官の隊列(ネット写真)
着陸した当時、空港では多くの警官が待機していたという。
脅迫の内容について、航空会社や当局からの説明はまだない。
一部の情報では、同飛行機に中国指導部の高官が乗っており、米国への亡命を試みようとしていたと伝えられている。この情報はまだ確認できていない。
北京時間30日午前0時30分、乗客たちは別の飛行機でニューヨークに再出発した。
(翻訳編集・叶子)