【大紀元日本9月5日】山東省栄城市滕家鎮で3日午前8時頃、男性(49)による自爆事件が発生した。男性は即死し、6人が負傷した。国内各メディアが報じた。
自爆したのは現地在住の農民。事件後、男性が書いたと見られる文章がインターネットで発見された。それによると、1994年11月、建築現場で働いていた男性は事故で重度の身体障害者となり、車椅子での生活を余儀なくされたという。その後、妻からは離婚され、建築会社は賠償に応じていない。何度か現地政府に陳情を試みたが、拒否された。
3日午前、男性は村役場の前で共産党委員会の副書記と派出所の所長が出てきたのを見計らって、身に着けていた自製の爆弾を爆発させた。男性は即死、6人が負傷した。
米VOAは事件について、「近年、中国では殺傷、毒物混入、放火などの復讐目的による犯罪事件が続発している。官民の対立、貧富の格差問題、司法の不公正などの社会問題が日々深刻化しているためだ」と評した。
(翻訳編集・叶子)