【大紀元日本9月8日】北京市薬監局は1日、市民がエフェドリン類含有製薬を購入する際、身分証が必要となることを通知し、即日施行された。これは、「新コンタック」や「白加黒」などといった常用市販感冒薬や一部の咳止め内服液の購入が実名制となったことを意味する。販売制限数は1人5箱。10日から浙江省でも実施される予定だ。
今回の実名制販売の実施理由は、交感神経興奮効果のあるエフェドリンが覚せい剤の原料にもなるためだ。
一方、実名制の有効性を疑問視する意見も上がっている。中国ではドラッグストアが乱立するため、今回の規定が果たして小規模な店舗でも実行されるか、また、個人情報が流出して乱用されるのではないかとの論争が引き起こされている。
(翻訳編集・坂本)