中国から韓国企業が撤退 政府の優遇策で 

2012/09/08 更新: 2012/09/08

庶民にも人気な宝飾品、中国(Getty Images)

【大紀元日本9月8日】韓国政府の優遇政策を受け、中国から撤退する韓国企業が増え始めている。韓国メディアが報じた。

 韓国知識経済部の最近の発表によると、中国山東省青島市の14社の韓国企業が中国から撤退して国内に戻っている。

今年4月、韓国政府は帰国企業の支援策を打ち出した。2年以上国外で運営した企業を対象に、韓国国内での工場の新設を優遇する内容だ。

これを受けて、この14社は帰国する企業の第一陣で、宝石や装飾品の会社が中心だという。

また、韓国企画財政部の5月下旬の発表によると、韓国と欧州の自由貿易協定(FTA)が発足してから、関税引き下げ商品の欧州輸出が激増し、ここ半年間で27.1%増加した。

一方、中国では、労働力や管理、輸送など、すべての生産コストが上昇している。今年1-7月の中国向け海外直接投資(FDI)は前年同期比3.6%減少している。

(翻訳編集・叶子)
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