谷開来、特権階級専用の豪華刑務所で服役か

2012/09/13 更新: 2012/09/13

先日元重慶市トップの薄熙来の妻で、執行猶予付き死刑が決まった谷開来被告が特権階級専用の刑務所で服役する可能性があるとAP通信が報じた。

 谷が服役する可能性のある秦城刑務所は、北京市昌平区興寿鎮秦城村に位置する。収監されているのは一般の犯罪者ではなく省部級の政府高官。特権のある高級犯罪者の専用刑務所として知られる。

 この刑務所は、一般的な刑務所と呼べるものではなく、いわば5つ星ホテルのようなものだという。トイレつき個室、健康診療所、フィットネス施設、なども完備しており、行動もあまり制限されず、食事も高官クラスの待遇。「中国の特権階級は刑務所でも特権階級」とAP通信は皮肉った。

 秦城刑務所は、1960年に旧ソ連によって設計され建てられた。唯一中国公安部管轄下の刑務所でもある。中国共産党はここを「敵とみなされた人物」の拘禁場所に使用している。かつて拘禁されていた人物は、中国共産党指導者毛沢東の妻・江青、前北京市委書記の陳希同など。

 薄の父薄一波も文化大革命期間にこの刑務所に拘禁されていた。一部報道によると、薄もこの刑務所に拘禁される可能性がある。
 

(翻訳編集・池葉 笑子)
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