【大紀元日本9月18日】中国で、10日間のうちに共謀して7人を殺害した17歳と18歳の少年2人が逮捕された。
国内メディアの報道によると、逮捕された付振立(17)と劉啓智(18)は湖南省の出身で、同じ高校に通う生徒だった。劉は中退しており、付は在籍する高校2年生。
8月21日、2人は湖南省で夫婦を殺害し、約90元を盗んだ。その後、バスに乗り広東省東莞市へ逃亡し、同市万江区の旅館に宿泊した。8月25日にこの旅館のオーナー夫婦を殺害し、現金2000元あまりと銀行のキャッシュカードを奪った。
2人はさらに、雲南省曲靖市に逃亡し2度の犯行に及んだ。8月30日、宿泊した東紅旅館の女主人とその娘を殺害。店内のネックレス、携帯電話やレジの現金を奪った。女主人の呉さんは妊婦だった。その前日の29日にも、女性一人を殺害している。
警察は東紅旅館から50メートルほど離れた廃屋で手提げ袋を発見。袋の中には犯行に使用されたとみられる木柄のナイフ2本と血の付いた半ズボン1本、さらに通帳3冊が入っていた。
2人はそれぞれ江西省と広東省深セン市で逃亡中、逮捕された。供述では、幼いころから家が貧しく、裕福さにあこがれており、マフィアに入り大金を儲けたかった、と話しているという。
(翻訳編集・坂本)