世界遺産の庭園で上海ガニを養殖=北京・頤和園

2012/09/27 更新: 2012/09/27

頤和園と昆明湖の景色(getty images)

【大紀元日本9月27日】世界遺産(文化遺産)に指定されている北京の頤和園(いわえん)でこのほど、同園内の昆明湖で養殖された上海ガニが販売されていることが明らかになり、議論が起きている。25日、北京紙「新京報」が報じた。

頤和園の管理事務所は取材に対し、カニの養殖は同湖の水質改善を目的としており、下請けの会社に業務委託したと説明し、カニの販売は請負会社の規則違反であり、厳しく追及する構えだと述べた。

また、昆明湖の水は一般景観用だけではなく、都市の備蓄用水であることから、「養殖場」となったことで、水質が汚染されてしまう恐れがあると懸念する声が上がっている。

頤和園は北京市郊外にある清朝皇帝の離宮で、1998年にユネスコの世界遺産に登録された。

(翻訳編集・坂本)
関連特集: