米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によるエアバッグ偽造品のテスト映像
【大紀元日本10月15日】米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は10日、過去3年以内にエアバックを交換したことのある自動車の持ち主に対して、機能しない偽造品が出回っているとその危険性を警告した。
米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、NHTSAが発表した声明の中で、偽造品のエアバッグは衝突した際に空気が充満せず、完全に膨らまなかったり、衝撃を受けた際に金属破片が噴出し散らばることもあると警告した。
AP通信社は業界関係者の話として、米当局の調査によると、これら偽造品の多くが中国からの密輸品であった、と伝えた。
報道によると、米連邦調査局は今年8月、1600個の偽造エアバッグを押収した。これらの偽造品は中国広州の自動車部品製造工場が製造したものとみられ、工場長の戴振松氏は昨年2月、テネシー州でエアバッグ偽造品を密輸した容疑で逮捕された。
同工場は毎月、トヨタ、ホンダ、BMWなどの自動車のエアバッグ偽造品を5000個生産していた。
(翻訳編集・余靜)