【大紀元日本10月16日】最近、北京市内のペット販売店で購入した元気そうな犬も、家に帰ったらまもなく病気で死んでしまう被害が増発している。
張さんはその被害者の一人である。彼女は1500元(約2万円)を使って生後2カ月の子犬を買った。その時は籠の中で元気だった。しかし、2日目から下痢、咳などの症状が現れ、動物病院で検査するとイヌヘルペスウイルスと犬ジステンパーウィルスに感染していることが分かり、4日目に子犬は死んだ。
販売店に聞くと、「生きている動物なので、病気になるのは当たり前のことだから、責任は取れない」と答えた。
犬飼育場を経営している王さんは「名犬の親犬は近親の場合が多く、子犬の抵抗力が弱くて病気になりやすい。また、コストのため、ワクチンを打たない業者もいる」と内情を暴露した。
そのため、子犬がイヌヘルペスウイルスや犬ジステンパーなどの伝染病に感染すると、店側は抗生物質の注射で症状を抑え、元気そうに見せかけた犬を半値で販売している。
北京市動物衛生監査所の職員によると、同じ被害が増えているが、法律上ではペット販売店の衛生管理について明確な規定がないという。
翻訳編集 王知理