デモ「クレイジー」?中国ネットで広まるオリジナル自虐造語 

2012/11/22 更新: 2012/11/22

【大紀元日本11月22日】習近平新総書記の誕生が発表された15点xun_ネ降、株価の低迷が続くなど国民の間では失望が広がっている。「新たな政権」と共産党はうたっているが、国民は自分たちの立場に対して自虐的になるほど、特権階級優位と暴力、汚職から抜け出せない今の中国社会の現状を嘆いている。3億人以上のユーザを抱えるミニブログ・微博では次のような英語をもじった造語が出回っている。

一般社会についての造語は、デモクレイジー(Democrazy)。実現しそうもない中国民主化に熱を上げる活動のことを指す。同様に、誰もが自由主義を諦め、自由を実現不可能とみなす状態や様子のことをフリーダム(Freedamn)という。

また中国市民は、一般的な権利を有さないことからアンチズン(Antizen)やシッチズン(Shitizen)などと表現される。

以上のような言葉は、オンライン上で辞書に纏められ、隠語や比喩の多い中国「インナーネット(Innernet)」を歩き回るためにユーザーにとって便利な手引きになっている。

これらの造語について香港紙・南華早報のオンライン版編集者エイミー・リー氏は、多くの言葉は皮肉だが、理想を望む声と捉えている。「多くの市民は民主主義と法治、自由と検閲撤廃を望んでいる。そしてその声が遮られていると体感している。しかも希望するような社会に変化する日が訪れ、造語辞書がいらなくなると期待している」

(翻訳編集・佐渡 道世)
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