「沈黙は放任」16万人が臓器狩り調査要求に署名 国連に提出=ヨーロッパ

2012/12/29 更新: 2012/12/29

カナダの著名人権派弁護士デービッド・マタス氏(撮影・唐洪/大紀元)

【大紀元日本12月29日】18日午後、2人の国連人権委員会の職員がカナダの著名人権派弁護士デービッド・マタス氏から、欧州など36か国16万6461人の民衆および政府要人が署名した請願書を受け取った。

請願書は国連が中国共産党政権に対し、生きた法輪功学習者からの臓器を奪取するという暴力行為についての独立調査を求めるもの。2人の国連人権委員会職員は分厚い署名の束を台車に積み、国連人権委員会の建物内へ運んだ。

今回の請願活動は世界各国の医師が参加する「臓器の強制摘出に反対する医師会」(Doctors Against Forced Organ Harvesting、DAFOH)により欧州で発起され、欧州各国の人々から大きな反応を得ている。

10月6日から11月22日のおよそ1か月半の期間にスイス、スウェーデン、英国、イタリア、ポーランド、ベルギーなどから署名が集まった。その中には欧州各国の国会議員、市長、欧州議会議員、医学専門家、教授、国際NPO団体責任者など700人余りの署名も含まれる。

また、欧州以外からも豪州7024人分、インド2050人分、イスラエル6956人分の署名が寄せられている

17日、DAFOHが主催した記者会見では、欧州の国会議員や医学界専門家などが次々と発言。中国共産党の法輪功学習者に対する罪悪な行為を非難し、国連に独立調査の展開を求めた。

スイスの国会議員は「過去、この様な惨劇が起きた時、国際社会は往々にしてみて見ぬふりをし、自国の経済利益を最前面においていた。非常に不幸なことに、この惨劇はまだ続いている」「沈黙は放任と同じで、我々はこの殺人や暴行を許してはならない」と述べた。

今回の記者会見についての取材レポートは、スイスのフランス語区の国家テレビ局、同区の主流日刊新聞トリビューン・ド・ジュネーブ紙など多くのメディアにより報道された。

(記者・唐洪/翻訳編集・坂本了)
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