チベット人男性が焼身自殺で抗議=甘粛省

2013/01/16 更新: 2013/01/16

【大紀元日本1月16日】甘粛省甘南チベット族自治州夏河県で12日、チベット人の若者が中国政府の高圧的なチベット政策に抗議する焼身自殺を行い、その場で死亡した。今回の自殺は今年に入って初めて。フランスのRFIラジオが伝えた。

本部をロンドンに置く独立人権団体フリーチベットによると、死亡した若者は20歳前後の男性で、事件当日の昼ごろ、「ダライ・ラマのチベット帰還」や、「チベットには自由が必要だ」などのスローガンを叫びながら自らの身体に火をつけたという。

中国共産党のチベット自治区における統治に抗議するために、2009年以来、90人以上のチベット人が焼身自殺を行い、多くの人が命を落としている(RFI)。特に、昨年秋の党大会前後には焼身自殺者が急増していた。

チベット人の焼身自殺はダライ・ラマが奨励していると中国当局は非難しているが、ダライ・ラマはこれを強く否定している。

(翻訳編集・坂本了)
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