【大紀元日本1月22日】韓国消費者院は17日、国内で流通している輸入美白化粧品から基準値を最大約1.6万倍超えた水銀を検出した。また、美白歯磨き粉に基準値超えの過酸化水素が含まれているという。
今回の検査対象は、市販されている美白化粧品21品目と美白歯磨き粉の10品目。そのうち、中国製の「VISON美白クリーム」から、基準値(1ppm以下)の1.5万倍を超える水銀含量が検出され、「シミ除去クリーム」には120~5212ppmの水銀が含まれていた。また、574ppmの水銀を含有する「メラニン・トリートメント」(melanin treatment)には生産国表示がされていなかった。
水銀はメラニン色素の生成を阻害する作用がある。これまで美白化粧品に使用されていたが、毒性が強いため、現在化粧品に使用されることが禁止されている。
また、中国から輸入された美白歯磨き粉から10.3%の過酸化水素が検出され、基準値の3%以下を大幅超過している。
漂白剤として使われる過酸化水素は濃度が10%を超えると、皮膚に白班が生じるなどの副作用がある。
これらの商品は800~1600円台の価格でソウル市内の繁華街である南大門市場、釜山国際モールなどで流通している。
(翻訳編集・余靜)