【大紀元日本2月16日】抗生物質まみれの鶏肉、カドミウム汚染米、毒粉ミルク―食の安全問題に話題の尽きない中国。毒づくしの食卓にあきれ果てた消費者のために最近、一般家庭で毒性物質を特定できるキットが開発された。
開発した天津科技大学によると、検査対象となる食材をぺースト状か液体状にして、今回開発した専門の試験紙を浸せば、バクテリアや農薬など60種の成分が安全基準以内かどうかを色で識別でき、結果は数分ほどで判明するという。
同大学副学長・王碩氏は「通常、成分テストは研究所の中で複雑な手順と機械を必要とするが、この試験紙を使えば特定の有害物質が数分で特定できる」と、開発成果を自慢し、いまは一般消費者も買えるようにと製造コストの削減を模索しているという。
中国国内報道によると、この試験キットは13項目の国家特許を取得しており、間もなく販売されるという。
(翻訳編集・佐渡 道世)