【大紀元日本3月30日】中国当局はこのほど、テロ組織への参加と国家分裂の罪でウイグル人男性20人に無期懲役刑など有罪判決が下ったと発表した。
新疆ウイグル自治区政府が公式サイトによると、地方裁判所が下した彼らの罪は、宗教の情報を拡散したことや、インターネットを通じて連携を取り合い民族の分裂を企んだこと、東トルキスタンのイスラム運動などテロ組織の情報を発信したことなど。
世界ウイグル会議のスポークスマン・ディルシャット氏がBBC中国語版に寄せたメール文は、今回懲役刑に処されたウイグル人たちの完全無実を訴えている。「彼らは米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)のウイグル語放送を受信し、Youtubeの映像をダウンロード、インターネットで宗教の知識を交流し、そして民族の文化と伝統の保護を訴え、ウイグル族への弾圧に抗議していただけ」という。
同スポークスマンは、中国当局は常に「テロ組織に関与している」という事実無根な口実でウイグル人弾圧を正当化していると述べ、国際社会に対して当局の文言に惑わされないよう呼びかけた。
(翻訳編集・叶子)