【大紀元日本5月8日】中国江西省の省都・南昌市の地震局では地震予知用に犬を飼っている。しかし、毎晩11時になると「予知犬」たちが吠え始めるので、近隣住民たちにとって「予知」どころか、いい迷惑になっているようだ。
「予知犬」の存在は、近隣住民によるミニブログ(微博)での投稿で明らかになった。「南昌市地震局の敷地内に数匹の犬が飼われている。毎晩11時になると吠え始め、1匹の遠吠えに呼応してさらに数匹が吠えだす」とうんざりした様子。
地元メディア大江網が7日、問題となった地震局に取材したところ、犬たちは「マクロ的に地震を予知する」ために、4、5年前から飼っているという。「地震が近づくと、犬は必ず吠えまくる」と予知犬の必要性を地震局関係者は語ったが、毎晩の遠吠えについて聞かれると、「口輪をかけると吠えなくなる」と解決案を提示。「それなら地震が来ても吠えなくなるのでは」という突っ込んだ質問に対して「それもそうだ、上司と相談する」と言葉を濁した。
犬たちは、現在一時的に動物園に移されている。郊外の地震防災関連施設に移送される予定だという。
(翻訳編集・張凛音)