【大紀元日本6月14日】台湾の馬英九総統は11日、大陸と相互に事務機構の設立に賛成の意を示した。台湾が設置する事務機構は、台湾の企業経営者の権利を守り、査証申請などに相当する業務も視野に入れているという。
台湾紙・経済日報の報道によると、馬総統は11日、国民党の国家発展研究院が主催した大陸台湾工商建設検討会でこのような話をした。領事館に似た働きをする機構の設立について馬総統が見解を示したのは初めて。機構は北京、上海、広州に設置される見込みだという。
総統は、「両岸の関係は国と国の関係ではなく、非常に特殊な関係にある」と強調。双方は「互いに主権は認めないが、支配権は否定しない」という了解に基づき、「統一せず、独立せず、武力行使せず」の現状を維持すべきだと主張した。
(翻訳編集・張凛音)