【大紀元日本6月20日】7月は中国の卒業シーズン。人生の区切りとなる卒業には写真は欠かせないものだ。仲間はもちろんのこと、担任の先生や校長先生、数年後に振り返って見るとどれも懐かしい顔だ。しかし、思い出が詰まった卒業写真だが、生徒らを興ざめさせた学校がある。
ミニブログ(微博)に投稿された江蘇省のある中学校の卒業写真。違うクラスの卒業生を撮影した2枚の写真。前列に座る14人のうち、一番左の人を除けば、残りの13人は席順や服装はともかく、足幅の開き具合、座る角度と、手の置き方まで全く同じだ。実は教師や学校関係者の写真を後で植え付けた合成写真だった。
学校側は「時間節約のため」と理由を説明し、「毎年この方法でやっている」と開き直っている。確かに効率的なやり方だが、生徒らの気持ちも考えてほしいものだ。
(翻訳編集・高遠)