【大紀元日本7月8日】中国国営通信・中新社は4日、オーストラリアで進んでいる高速鉄道計画に日本のほか、中国やフランスも関心を示していると報じた。
同線路はオーストラリア東部の主要都市を結び、全長約1700キロ。最高時速は350キロで、ブリスベーンからシドニー、シドニーからメルボルンの区間をそれぞれ3時間以内で結ぶ。同計画によって「国民生活が一変する」と豪政府はアピールしている。
総工費は1140億オーストラリアドル(約10兆円)にのぼる。この計画にいま、日本や中国、フランスの高速鉄道業界が注目している。中国は「安価さ」、フランスは「速さ」と異なるセールスポイントで受注競争に臨むという。
JR東海も同計画に高い関心を示している。共同通信によると、同社シドニー事務所の岡島弦所長は、計画が決定し、同社が計画に加わることになれば、日本の新幹線の車両の軽さや運行時の省エネ、低騒音などの利点を積極的に売り込むと意気込んでいる。
(翻訳編集・楊雪)