【大紀元日本7月9日】中国人の酒の肴として鶏足(モミジ)は有名な一品。コラーゲンが豊富で美容にいいから女性にも人気が高い。広東人は鶏を鳳と呼んでいるため、正式名は「鳳爪」。しかし、この「鳳爪」は今、「毒爪」に化している。
国営ラジオ・中国之声のニュース番組は9日、広西チワン族自治区の警察当局が今年5月、密輸された鶏足や牛の胃袋など20トンを押収したと報じた。パッケージに賞味期限が1967と印字されたものがあり、すでに賞味期限を46年も過ぎていた。
タイムスリップしたかのような鶏足が46年間も保存できたのは漂白や消毒に使う過酸化水素の「おかげ」。
身柄を確保された容疑者の話によると、過酸化水素に漬けると、殺菌作用で賞味期限を延ばすほか、鶏足が真っ白になり美味しそうにも見える。さらに1キロの鶏足が水分を吸収し、1.5キロにまで増えるため、儲けは多いのだという。この方法は業界では公然の秘密であるとも供述した。
(翻訳編集・高遠)