【大紀元日本7月22日】オペラハウス20棟が入るという世界最大の単体建造物が6月末、四川省成都市にオープンした。しかし、巨大な面積を埋め尽くすだけのテナントはまだ誘致できていない。
「新世紀環球中心(ニューセンチュリー・グローバルセンター)」と名付けられたこの単体ビルは、高さ100メートルで、幅400メートル、奥行き500メートル。総床面積は170万平米。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、その大きさをオペラハウス20棟分の広さがあり、バチカン市国のほぼ4倍に匹敵すると伝えている。
ビルには現在、ウォーターパーク、ショッピングセンター、オフィスゾーン、ホテル、地中海風の村などが入っており、きわめて「多目的」。人工の太陽さえ備えているという。
しかし、このビルは現在、テナント募集で苦戦中。15日の「四川在線」の報道によると、72万平米に上るオフィスゾーンの募集を3年前から始めているが、現在の入居者はまだ3分の1のスペースしか埋まっていない。
中国では5月に、世界でもっとも高い建物を立てる計画を発表したばかり。同月に、世界でもっとも高いダムを建設する計画も発表されている。
(翻訳編集・徳川幸太郎)