【大紀元日本7月25日】北京市大興区で23日、2歳の女児が、母親と停車場所をめぐって口論になった男性により地面に叩き付けられ、死亡する事件があった。
中国メディアによると、同日夜8時頃、女性は同区内の路線バスの停留所で立ち止まり、ベビーカーに乗っている女児の様子を見ていた時、同じ場所に停車しようと一台の乗用車が寄ってきた。車を運転する男性は女性に離れるようと要求したが、女性はこれを拒否した。助手席に乗っていた男性が車から降りて女性と口論、さらに殴る蹴るなどの暴力を振るった後、ベビーカーから女児を抱き上げ、地面に叩き付けた。運転席の男性も車から降り、女性に暴力を加えた後、2人は車で逃走したという。
女性は女児を抱え、近くの病院に駆け込んだが、まもなく死亡が確認された。
目撃者によると、「かなりの力で」叩き付けられたという。女児はちょうど寝ていたため、泣くこともなく意識は無くなった。
通報を受けた警察は18時間後に女児を死亡させた男性の身柄を拘束したと発表。男性は窃盗罪で今年、釈放されたばかりだったという。
(翻訳編集・高遠)