【大紀元日本7月26日】イタリア警察当局は23日、ローマと北部パドヴァ地区で1800万点の偽ブランド品を摘発、押収したと発表、その多くは中国から不正に輸入されたものだという。今回の取り締まりで中国人3人が逮捕、起訴された。フランスのRFIラジオが報じた。
それによると、取り締まりは今年に入ってから全国的に行われた。パドヴァ地区だけで約1100万点の模倣品を押収。同地区は最も被害が深刻。模倣品は建築資材、厨房用品、衛生用品、玩具、事務用品など広範囲に及んでいる。いずれも中国から不正輸入され、安い値段で市場販売されている。中にはヨーロッパの廃棄物として中国に輸出されたものもある。
不正輸入は、製品を中国から英国にいったん輸出し、英国で書類を偽造してから、イタリアに再輸出するという手口を取っている。
イタリア模倣品対策協会(INDICAM)は今回押収した製品が同類製品の世界流通量の約7%~9%を占めていると発表した。
(翻訳編集・林 清源)