【大紀元日本7月31日】米ワシントンD.C.の警察は29日、リンカーン記念堂など市内数カ所の有名な建造物に緑色のペンキをかけた容疑で、中国籍の女(58)を逮捕した。英BBC放送が31日に伝えた。
女はワシントン大聖堂で取り押さえられ、逮捕時、緑色のペンキを所持していた。大聖堂のパイプオルガンと数カ所の彫刻に、緑ペンキによる汚損が見つかっていた。
ワシントンD.C.では26日から相次いで、リンカーン記念堂にあるリンカーン大統領の座像や、米スミソニアン協会本部前にあるジョセフ・ヘンリー初代会長のブロンズ像、キング牧師記念教会(Luther Place Memorial Church)で緑色のペンキがかけられているのが発見された。
逮捕された女は中国籍で、観光ビザで米国に入国していたが、7月27日にすでにビザの有効期限が切れていたという。
女は現在、器物損壊の罪で起訴されており、罪が成立した場合、10年以下の懲役刑が下される。犯行動機については、警察当局は「不明」だとし、「精神疾患の可能性がある」とメディアの取材に話している。
(翻訳編集・張凛音)