【大紀元日本7月31日】イラン当局者は29日、欧米諸国による経済制裁を迫られたため、中国に輸出した原油は、代金に換えて、315両の地下鉄車両購入を決めたと明かした。
環球時報の報道によると、イランの運輸及び燃油管理委員会の責任者は、経済制裁の影響で、イランは中国に輸出した数十億ドルの原油収益金を資金の形ではイランに持ち込めないことを認めた。そのため、中国から315両の地下鉄車両を購入し、「物々交換」の形で資金移動の難題を解決したという。
同責任者はさらに、中国政府が、イランから原油を輸入する代わりに、イランで地下鉄建設を行うことを提案したが、製造コストが高すぎるため、イラン側は拒否したことも明らかにした。
環球時報は英ニュースサイトの情報として、イランは以前にも、インドやパキスタン等の国と、このような物々交換や技術交換の形で、石油や石油製品の貿易をしていたと伝えた。
(翻訳編集・孫)