【大紀元日本8月29日】イタリアのベネチアで28日、第70回ベネチア国際映画祭が開幕となった。9月7日まで開催される。ロイター通信によると、米人気俳優のジョージ・クルーニー氏が出演する「Gravity」がオープニング作品として上映されたのち、世界各国から出品される20作品が、コンペティション部門にてグランプリを競うという。日本からは、同部門の審査員として音楽家の坂本龍一氏が出席する予定だ。
ベネチア国際映画祭は、国際美術展覧会「ベネチア・ビエンナーレ」の部門の一つとして1932年から始まったもので、世界最古の歴史をもつ。カンヌ・ベルリン映画祭と共に「世界三大映画祭」とされており、最優秀作品には「金獅子賞」が、最優秀監督には「銀獅子賞」が、それぞれ与えられる。1951年には、黒澤明氏が「羅生門」で日本人監督として初めて「金獅子賞」を受賞している。
(翻訳編集・森 豪太)