【大紀元日本9月17日】イタリア中部ジリオ島の沖合で16日、昨年1月に座礁し、乗員乗客4200人のうち、32人が死亡した豪華客船「コスタ・コンコルディア」の撤去作業が始まった。
この日は、横倒し状態になっていた、全長290メートル・重さ11万4000トンにも及ぶ船体を水平に戻す作業が行われた。同作業が完了すると、船体の修復作業が行われた後に、他の船によって近くの港まで牽引され、解体が始まる予定だ。同船の撤去が終了するのは、早くても来春になるとみられる。
AFP通信によると、撤去には6億ユーロ(約692億円)かかり、それ以外を含めた作業全体の費用は11億ドル(約1092億円)と見積もられているという。
(翻訳編集・森 豪太)