【大紀元日本9月25日】大ヒットを記録したドラマ「半沢直樹」は中国でも話題を呼んでいる。インターネット上で中国語字幕版を視聴したユーザーらが百度掲示板などで熱く語っている。
「浅野が5000万円を収賄!大和田が3000万円を迂回融資!こんなちっぽけな金額?!」。百度掲示板で立てられたこのスレッドには、「一万円は感覚的に100元とみんなは言う。なら浅野支店長は50万元のために収賄?大和田常務は30万元のために土下座?う~ん、このドラマでは日本のことよりも、中国の腐敗と庶民の負担を考えてしまうんだ」とスレ主は書き込んだ。
「確かに。このぐらいのお金、我が国では村長でも見向きもしない」「銀行の支店長なのにその程度のグレー収入。中国だったら話題にならないね」「大和田が3000万円のためにあれほど『苦労』しているのを見て、我が国の幹部はみな笑った」などとスレ主と同意見のレスが多数寄せられた。
「日本がネジに支えられているとならば、中国は何に支えられているのか?」と題するスレッドでは、「土地開発だ」「人海戦術だ」と揶揄するレスが多い一方、中国の製造業を案ずる真剣なコメントも多く寄せられている。
「僕は製造業に従事している。民営ではなく、国を支える国有企業にいる。このドラマでもっとも感じたのは両国の製造業の差だ」「日本のモノづくりを支えているのは、半沢の実家のように技術力の高い町工場。中国にはない精神だ」「大きな部品は当然のこと、小さなコンデンサーや抵抗器でさえも、業界の人がみな知っている、国産と日本産の大きな差」
こういったスレッド以外にも、「堺雅人と香川照之の演技は、演技の枠を超えている」「職場が変わるぐらいで日本人はそんなに怖がるのか?」「今まで見た日本ドラマの中でもっとも面白い」などとのスレッドが立てられ、25日の時点で、「半沢直樹」に関する百度掲示板は約8500のスレッドで賑わっている。