【大紀元日本9月25日】河南省禹州市で20日、9歳の男児が母親と親戚の家を訪れていた際に行方不明になり、翌日、遺体が近くの河で発見される事件が起きた。男児の右目の角膜が剥がれ取られていたという。地元メディア・大河網などが報じた。
報道によると、20日午後4時ごろ、男児は母親と一緒に母親の実家を訪れた。午後6時ごろ、母親は男児がいないことに気付き、探しまわったところ、若い男に連れられて団地の一室に入ったことが、監視カメラの映像で確認できた。通報を受けた地元警察は間もなく、容疑者を特定し逮捕したという。
容疑者の供述によると同日午後、アニメを見ようと男児を自宅に誘ったが、口論になったため、ビール瓶とナイフで男児を殺害した。遺体にはナイフで刺された跡が100カ所以上に上り、男児の右目の角膜も消えていた。
中国では最近、男児を狙った残忍な犯行が相次いでいる。8月24日、山西省臨汾市の6歳の男児が両目をくりぬかれる事件が起き、一部の報道は男児の眼球は角膜が取り除かれていたと報じていた。3日後の27日、湖南省チン州市に住む7歳の男児が帰宅途中、2人の男に連れ去られた。後に近くのトイレ浄化槽で遺体が発見されたが、腐敗した遺体からは臓器を見分けるのが困難で、「腎臓が盗み取られているのではないか」と男児の父親は疑問視している。
英紙デイリー・テレグラフは8月27日、中国の臓器密売が横行している状況を報じた。同報道は中国国営メディアの報道を引用し、中国の赤十字の一部の地方支局も臓器の違法取引に関与していることを明らかにした。また臓器密売では、児童の臓器は「質がいい」とされ「高値がつく」と、同報道は2010年の新浪網の関連記事を引用して伝えた。
(翻訳編集・王君宜)