【大紀元日本10月5日】湖南省郴州市で9月29日、当局の立退き命令に応じない男性が焼身自殺する事件が起きた。男性はいま危篤状態に陥っている。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によると、事件の現場は同市白露塘鎮珠江村。当日、同鎮のトップは警官など約100人を率いて、村民の何猛青さん(42)の自宅を強制的に取り壊そうとした。一行を制止するため、何さんは体中にガソリンを撒き、焼身自殺すると告げたが無視された。直後に何さんは体に火をつけ、近くのプロパンガスのボンベも引火して爆発したという。
現場を撮影していた何さんの甥は一時身柄を拘束された。
甥の証言によると、何さんの自宅は約600平方メートル。当局からの補償金は40万元(約640万円)、周辺の同様の物件の販売価格はその約5倍である。
事件発生直後から、立退きの対象である周辺20数世帯の住民も爆発物などを用意して、「命をかけても家を守る」と誓ったという。
(翻訳編集・叶子)