娘を売ってiPhoneを買った夫婦が起訴される=上海

2013/10/19 更新: 2013/10/19

【大紀元日本10月19日】上海市でこのほど、インターネットで子供を売り飛ばし、その金でiPhoneなどの贅沢品を購入していた夫婦が、検察当局に婦女児童誘拐密売罪で起訴された。

中国国内メディアによると、ともに80年代生まれのこの夫婦は、失業中で両親に養われている身だが、3人の子どもを出産した。

今年、三人目の女の子が生まれる直前に、 2人はインターネットで娘を養子縁組に出すと、3万元、5万元(1元は約16円)などの売値を付けて養親を募っていた。

容疑者の男は「金のためではない。もっとよい生活環境で育ってほしかった」と弁明し、養親となった相手が自ら「栄養費」「辛労費」として金をくれたと主張した。

一方、検察当局が容疑者夫婦のネット上のやり取りや、銀行の入出金とクレジットカードの利用記録から、夫婦が金目当てだったと断定した。

夫婦は養親から金を受け取った当日に、iPhoneや、高級スニーカーなどを購入し、受け取った数万元をすぐに使い果たしたという。

昨年、湖南省でも高校生はiPadとiPhoneを購入するため、約35万円で自らの右側の腎臓を売ったという出来事が報じられた。

(翻訳編集・叶子)
関連特集: