【大紀元日本11月8日】中国でのゴミ分別は新しいことである。今年に入ってから、広東省広州市は全国に先駆け、市全域でゴミ分別の実施を始めた。しかし、1年経とうとする今、分別の徹底状況をチェックする市の定期検査では「素晴らしくできている」ものの、抜き打ち検査では「ほとんど分別されていない」様子が分かった。
国内紙・南方都市報8日の報道によると、同市の人民代表らは7日、市のゴミ分別状況を抜き打ちで視察したところ、これまでの定期検査で「素晴らしくできている」所も、「ほとんど分別されていなかった」という。視察は、分別が特に要求される学校や市場などを中心に行われたが、「結局、こういう所もだめでした。習慣として定着していません」と代表らは肩を落とした。
ゴミ収集に関しても、分別して収集するのは3割以下。分けて出したゴミでも、「ごちゃまぜに収集される」のが現状だという。
(翻訳編集・張凛音)