【大紀元日本1月20日】中国山東省の青島市は2012年から、出稼ぎ労働者の親とともに同市へ移住した子供たちの単独帰省を支援する「児童送り届けサービス」を始めている。
毎年旧正月の前に始まる出稼ぎ労働者の帰省ラッシュ。学校の冬休みは一足早いため、子供たちはしばしば親より先に故郷に帰る。青島市は、提携地域内を限定し子供たちを長距離バスで故郷に送り届けるサービスを実施している。
対象者は7~14歳の児童。親が子供をサービス従業員に預ける際に、本人と迎え人の身分証明書の情報を提示するほか、6桁の暗証番号を設定する。到着駅で待つ迎え人が従業員に暗証番号を正確に伝えることで、受け取りが完了する。
現在、青島市と省内の煙台市、威海市などの都市を結ぶ15の長距離バス路線でこのサービスを展開している。
(翻訳編集・叶子)