【大紀元日本3月10日】8日未明に消息を絶った北京行きのマレーシア航空370便は依然、行方が分らない。マレーシア当局は、乗客のなかに盗難パスポートを使って搭乗した者もいたことから、テロの可能性は排除できないことを認めている。
そういった中、中国中央テレビ(CCTV)が8日、公式ミニブログ(微博)で発表した乗客リストの84番と113番はモザイク処理されていたことが明らかになった。後に84番は新疆カシュガル地区のウイグル人の画家であることが確認されたが、113番の乗客情報は依然不明のまま。香港紙・蘋果日報によると、同ウイグル人画家のミニブログの写真や書き込みなども8日午後、突然削除されたという。
一方、台湾東森電視(ETTV)は10日、台湾政府は4日に国際的な反テロ組織からテロ警戒の連絡を受けたことを明らかにした。北京当局に直ちに通報していたという。なお、北京当局からの関連コメントはまだ出ていない。
盗難パスポートを使った2人の乗客は、中国南方航空から連番の航空券を購入していたことも報じられている。
(翻訳編集・王君宜)