【大紀元日本4月3日】米ラッセル国務次官補は1日、米非営利団体アジア・ソサエティー(Asia Society)の電話会議で、中国が北朝鮮に核放棄を迫るために圧力を強めれば、米がアジア諸国での駐留米軍を削減しても良いと発言した。英BBCが報じた。
米軍によるアジア太平洋地域強化、米日韓が軍事面での協力を強化していることに中国側の不満が高まっている。ラッセル国務次官補は、中国が北朝鮮に圧力をかけて核放棄させることができるなら、米軍のアジア地域における軍事戦略の見直しに直接的に影響すると示唆し、「中国は北朝鮮に核放棄以外に選択肢がないことを理解させるためにさらなる行動を取るべきだ。我々もそう期待している」と述べた。
北朝鮮はこれまで、世界各国の反対を押し切り、3回にわたって核実験を行った。中国政府はここ数年、北朝鮮が繰り返し核兵器の開発に反対の姿勢を主張しているが、核放棄させるまでの影響力がないことを国際社会に示している。米国とアジア太平洋地域の諸国は中国が実際に尽力していないとみている。
(翻訳編集・王君宜)