【大紀元日本5月13日】上海易居不動産研究院がこのほど発表したリポートによると、4月末で北京、上海などの主要都市を含む国内35都市で、新築住宅の在庫面積は2億4900万平方メートル、先月に比べ2.6%増え、前年同期比19.3%増となり、史上最高を記録した。
中でも北京、上海、広州など経済規模の大きい一線都市は前年同期に比べ12.4%増の3032万平方メートル、南京、重慶、大連などの二線都市は19.2%増の1億8000万平方メートル、三線の中規模都市は27.6%増の3796万平方メートルだった。
南昌市、済南市、寧波市の3つの二線都市は特に在庫の増加が顕著で、それぞれ68.6%、63.8%、56.8%増えている。
また、10日までの北京の在庫戸数は7万838戸で、上海は6万5987戸。ともに史上最高水準となった。
一方で、4月の新築住宅の成約面積は35都市で1503万平方メートル、前年同期比21.4%減となった。今後の方向性を示す北京と上海の不動産市場も「氷点下に下がった」と第一財経日報は報じている。5月上旬の北京の新築物件の成約件数は4月下旬より52%下落し、中古物件は55%減少した。上海市も、5月には上昇するとの市場の観測と裏腹に「厳冬の如き」であると同報道は業界関係者の話を伝えている。
(翻訳編集・張凛音)