【大紀元日本6月4日】5月30日、ある香港の小学校英語テキストの内容がネットに投稿された。その中にフィリピン人イコール家政婦との「人種差別」の疑いがあるとして、一部のメディアの報道を通じて波紋を広げている。
香港を拠点とするイギリス人活動家グランディ(Tom Grundy)氏が自身のミニブログで、「香港のテキストは、あなたの居場所を分からせる」との題名をつけ、同テキストの写真を掲載した。また、説明文として、グランディア氏は「あなたが香港で茫然自失にならないように、香港のテキストは『人種の調和』とのテーマであなたを導いている。これらの面白い穴埋め問題をみてごらん」と言い加えた。
投稿されたテキストの写真内容(和訳)
テーマ:人種の調和
1.私は(イギリス人)で、英語の教師です。
2.私は(フィリピン人)で、家政婦です。
3.私は(日本人)で、香港で寿司店をやっています。
4.私は(中国人)で、上海出身です。
5.私は(インド人)で、国際学校で学んでいます。
同テキストの内容は一部のフィリピンのメディアに報道された後、多くのフィリピンネットユーザーが「人種差別」として強く非難している。
香港に滞在するフィリピン人は約18万人。そのうち、ほとんどは家政婦として働いている。現在、フィリピン政府からはこの報道に関してのコメントなどは出ていない。
(翻訳編集・王君宜)