【大紀元日本6月30日】6月25日に閉幕した中国人民政治協商会議委員会第6回会議は、四川省共産党委員会の前常務委員、同省軍区の前トップ叶万勇(61)の委員資格の剥奪を発表した。同会議がその理由を説明していないため、様々な憶測が飛び交っている。
叶は軍部出身で、今年1月に上記の2つの役職から退任した。
外国メディアは以前、叶の失脚を以下のように報道していた。
フランスのRFIラジオや香港の英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポストは、5月には叶、その1カ月前にはチベット軍区の副政委(二番手)で四川省軍区に長く所属していた衛晋が勾留されたと報じていた。軍の二番目の実力者で党中央軍事委員会の副主席、江沢民の腹心である徐才厚の汚職事件に関連しているという。
これらの情報は、まだ政府ルートでの確認が取れていない。
同香港紙は、今年3月に徐とその一族は汚職容疑で身柄を拘束されたとも報じた。中国政府の公式発表はまだない。
一方、 叶は、四川省重慶市前トップの薄煕来無期懲役囚らによる「習近平顛覆」の政変計画に関与していたとの説もある。
(翻訳編集・叶子)