【大紀元日本7月9日】韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の主演、韓国の有名女優イ・ヨンエ(李英愛)さんが、韓国を訪れた台湾人夫婦を助けた逸話が人々の心を和ませ、台湾で話題を呼んでいる。
台湾紙「中央社」の報道によると、今年2月、韓国を訪れた台湾人観光客の夫婦が事故に遭い、妊娠中の妻が予定日より2カ月も早く早産してしまった。未熟児として生まれた女の子の赤ちゃんの体重は1000グラムしかなく、胆道閉鎖症や肝臓疾患のため、2回の手術を受け、3つの病院に入院し、やっと一命を取り留めた。夫婦は、約400万台湾ドル(約1360万円)もかかった治療費などを支払う余裕がなく、退院さえできない状況にいた。
韓国の慈善団体のボランティアは当初、韓国国内で募金活動を行い、集まったお金を治療費に当てようとした。
多くの韓国人が募金に応じる中、台湾で多くのファンがいるイ・ヨンエさんもことを知り、2月末に匿名でその4分の3に当たる約1億ウォン(約1000万円)を寄付した。夫婦は「助けてくれた方にぜひ会いたい」と強く望んでいたため、名前を明かしたという。
赤ちゃんはいま元気で、体重が3270グラムまでに成長した。また、イ・ヨンエさんは一家が帰国する前日の6月29日に病院を訪れ、赤ちゃんとその両親に対面したという。
(翻訳編集・李静、叶子)