【大紀元日本8月18日】米アップル社は15日、中国ユーザーのiCloudデータの保存先を中国国営の通信大手「中国電信」へ移行したことを発表した。アップルのデータセンターが初めて中国国内に設置されることによって、セキュリティ管理が疑問視されている。米ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。
アップル社によると、中国本土にデータセンターを置く事によって、iCloudユーザーに処理速度の高速化や安定性を提供することができる。中国ユーザーのすべてのデータは暗号化され、中国電信はコンテンツにアクセスすることができないとしている。
2010年にGoogle社は中国当局の検閲やプライバシー問題を懸念し中国本土にサーバーを置く事を拒絶し、香港に設置をした。マイクロソフト社も同様の理由で今に至るまで中国本土にメールサーバを設置していない。
(翻訳編集・鈴木真弓)