【大紀元日本8月25日】22日付米紙デイリーニュース (ニューヨーク)などによると、ここ数日、北京市内に掲げられた巨大スクリーンが外国人の注目を浴びている。このスクリーンは二つの衝撃的内容を繰り返し放映している。米国ファーガソン暴動とアメリカの記者がイラクで斬首されたビデオ画面。
この巨大スクリーンは北京中心部の東直門付近にある。映画館のスクリーンに十分匹敵するほどの大きさで映像も鮮明である。外国人の関心を引き付けたのはこのスクリーンの技術力ではなく、繰り返し放映される内容である。
19日に投稿されたYoutube動画によると、北京東直門のあるビルに設置されたLEDディスプレイで、米記者ジェームズ•フォーリー(James Foley)さんがイラクのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」によって首を切断される残酷な映像と米ミズーリ州のファーガソンで起きた射殺事件が繰り返し流れている。
海外メディアによると、北京では巨大スクリーンでこのような内容を放映するのは珍しいことではない。北京の街頭スクリーンは外国の騒乱、暴力、大虐殺などを放映するのが当局の宣伝工作である。これは中国国民に共産党の統治下であれば平和で安心という教育を植え付ける目的である。
一方、中国のすべてのテレビ局、ラジオ局、新聞、大型スクリーンは、中国国内で起きている土地の強制収用など人権侵害に絡む陳情や当局の暴力行為などを決して報道しない。
(翻訳編集・鈴木真弓)