【大紀元日本8月28日】広西省賀州市富川県城北鎮の鳳渓村で25日、地元当局が村民の同意を得ずに土地を収用し工場を建設したことで、近くに住む約1千人の村民と警察官数百人との衝突事件が起きた。
地元当局は、警棒、電気棒、盾を持った警察官300人を出動させ、村民と激しく衝突した。少なくとも村民40人と警察官3人が負傷し、うち村民6人が重傷で入院した。
情報筋によると、村民はミネラルウォーターの製造工場と発電所の建設に反対していた。ミネラルウォーター製造工場建設地が村の生活用水取水源であり、工場建設による水質汚染や灌漑用水の不足を懸念していたという。
また、村の幹部は村民の同意を得ずに工場側と契約をかわした。これは村民の合法的権利を脅かすものである。さらに村の幹部らは秘密裏に発電所を県内のある会社に売り渡していた。村の多くの幹部はこの会社の株を所有している。
(翻訳編集・鈴木真弓)