【大紀元日本10月2日】中国共産党政権の建国記念日の10月1日、香港のほか、台湾、日本、韓国、シンガポールなどアジア各国の法輪功学習者が香港市内で「正義・良識を求め、中国共産党を解体する(正義良知、中共解体)」との主旨の集会・行進を行った。
大紀元時報香港支社の記者が同行取材を行った。
北角英皇道(North PointのKing’s Road)沿いの公園で正午から集会が開かれ、午後2時、参加者らは公園から出発、主要繁華街のコーズウェイベイ(銅鑼湾)、モンコック (旺角) 、金融街のセントラル(中環)を経由し、午後5時ごろ中国政府駐香港連絡弁公室「中連弁」前に到着した。
参加者は「法輪功への迫害を停止せよ」「元凶に法的裁きを」「善悪に必ず報いあり」「天が中共を滅す」「共産党関連組織から離脱せよ」などの内容の横断幕を掲げていた。
中国国内で禁止されている中国伝統気功の法輪功。沿道の大勢の中国人観光客は驚いた様子を隠せず、多くの人がカメラで横断幕や参加者を撮っていた。
1999年7月、当時の江沢民国家主席は、国内でおよそ1億人の学習者がいたとされる法輪功への弾圧を発動し、国内メディアを総動員して「学習者はみな精神異常者だ」などとプロパガンダを繰り広げた。
主催者である香港法輪大法佛学会の会長は取材に対しこう語った。「弾圧は15年間続き、修煉をやめない大勢の学習者が収容所で死亡しました。我々は毎年この日に市内で行進を行っており、主な目的は大勢の中国人観光客に法輪功の無実、弾圧の残虐性を知らせ、中国共産党の嘘をはじめとした卑劣な本性を知ってもらうためです。迫害をやめるまで続けます」
主催者発表では、今回の参加者はおよそ8百人。学習者数50万人以上とされる台湾からの参加者が中心で、日本からも数十人が参加したという。