【大紀元日本10月31日】湖北省武漢市の大学内にあるホテルが売春営業を行っていたとして、公安当局は調査に入った。北京紙・新京報が27日に報じた。
それによると、問題となったのは武昌理工学院内の広信国際ホテル。同ホテルが「足裏マッサージ」と宣伝していたサービスは実際、売春も行っていた。
通常の足裏マッサージは88元(約1570円)で、「特別サービス」を含むフルコースは460元(約8210円)。学生証を提示すれば割引される。ホテルの従業員が売春を行う場合もあるが、希望を出せば女性の斡旋も可能だという。
報道を受け、同学院はホテルの経営に関わっておらず、売春の事実があったとしても「一部の職員の個人的な行為だ」と無関係を強調した。しかし、その後の調査でホテルの法人代表は学長の妻の弟で、学長の娘も監査役を務めていることが明らかになった。学長自身は2013年まで代表を務めていた。
同省の公安当局と教育庁はすでに調査を開始し、ホテルは現在、営業停止となっている。
事件を通報した大学生は「酷すぎる。親が高額な学費を工面して入学させてくれたのに、こういう教育環境だったとは信じられない」と話した。
同大には1万5000人の学生が在籍しており、同省から「思想教育優良大学」の表彰を受けていた。
(翻訳編集・江音)