【大紀元日本11月27日】米国ミズーリ州セントルイス郡ファーガソンで25日夜、黒人少年が白人の警察官に射殺された事件現場近くを取材していたフリー記者らが、武装集団に襲われた。同警官は同州大陪審から不起訴処分とされ、黒人市民を中心に反発を招いた。武装集団の横行闊歩やスーパーや飲食店の放火、襲撃が相次ぎ、混乱が続いている。
現地メディアのリバーフロント・タイムスによると、中国メディアと契約するフリー記者とカメラマンらからなる取材班は事件現場を撮影中、銃やハンマーを所持し、マスクを付けた15~20人の青年集団と遭遇したため、取材を試みた。しかし青年集団は会話を拒み、取材班の車の窓ガラスを割るなどして襲いかかり、ビデオカメラと乗用車、財布を奪った。取材班はその後、取材班は徒歩で退避し、近所の教会へ助けを求めた。
事故現場近くでメディアの取材班が襲われるのは、今回が初めてではない。セントルイス群の現地メディアも最近、同様の青年集団に脅迫され、取材を断念したいう。
ミズーリ州ジェイ・ニクソン知事は25日、ファーガソン周辺地区に配置する州兵の数を、これまでの700人の3倍以上に当たる2200人に増員したと発表した。
(翻訳編集・佐渡 道世)