【大紀元日本12月5日】国際人権団体フリーダム・ハウス(Freedom House)は3日、年次報告書『世界インターネット自由度ランキング2014』を発表し、中国、イランとシリアが3年連続でインターネット規制の最も厳しい国であることを明らかにした。米海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
フリーダム・ハウスは報告書で、より多くの国がさまざまな方法で検閲・監視し、世界各地のインターネットの自由度が4年連続で下落したと記した。またロシア、トルコとウクライナの状況は急速に悪化し、インターネット活動による逮捕者数が過去最多に達したと指摘した。一方、インドやビルマ、チュニジアを含む一部の国は、検閲を少し緩和したという。
インターネット・メディアへの政治的圧力が強まるなか、情報技術を扱う企業らは自国政府の要求に応じてデータを提供したり、コンテンツを削除したりすることを余儀なくされている。
調査対象の65カ国のうち、自由度が最も高かったのはアイスランドとエストニア。インターネットの自由度が高い国のほとんどは欧米諸国に集中している。日本は第9位にランクインし「自由度が高い国」とされている。
データが取得できた国の中でインターネットの自由度トップ10とワースト5は以下の国々。
ベスト10
1位 アイスランド
2位 エストニア
3位 カナダ
4位 オーストラリア
5位 ドイツ
6位 アメリカ
7位 フランス
8位 イタリア
9位 日本
10位 ハンガリー
ワースト5
1位 イラン
2位 シリア
3位 中国
4位 キューバ
5位 エチオピア
(翻訳編集・王君宜)