【大紀元日本1月8日】中国最大手の動画サイト「土豆網」(トゥードウ)のネット番組は韓国人の怒りを買ってしまった。
番組は、500万元(約9500万円)の高級車を運転するイケメンが夜の町で若い女性に声をかけ、乗車や食事に誘う連絡先を交換するなどナンパを仕掛け、北京、香港、ソウル、ロサンゼルスとベルリンで実験し、その成功率を比べるという内容だった。
車もイケメンも同じで、アプローチの仕方も大きな違いはない。北京で7人の女性に声をかけたところ、5人が乗車した。香港では8人の中、7人を口説き落とした。ロサンゼルスでの4回は全敗し、ベルリンは5人が車に乗り、1人が断った。ソウルだけは8回全て成功したという。
番組では、女性が乗車したあと、イケメンは「どうして乗車したのか」「ボクは悪い人かもしれない」と冗談めかして話す。これに対して、韓国人女性は「この高級車を運転している若者は悪い人のわけがない」と返事をしたという。
この結果を踏まえて、番組は、西洋人の防犯意識は相対的に高く、北京と香港の女性は用心深い。ソウルは拝金主義が横行しているため、全員乗車したと結論づけた。
これについて、韓国メディアはバラエティー番組であっても、ソウルのイメージダウンにつながりかねず、韓国人の人格を踏みにじる恐れがあると強く反発した。韓国のSBSテレビは「視聴率を取るための劣悪な番組のいい加減な結論は中国と韓国の女性を蔑視している」と批判した。
(翻訳編集・江音)