【大紀元日本2月23日】お年玉の習慣が根強い中国では、昨年から始まった「電子マネーのお年玉」(電子紅包)が爆発的な人気を見せ、19日からの旧正月で利用者が急増し、話題となっている。
AFP通信の報道によると、大手ポータルサイトのテンセント(騰訊)が運営する無料メッセージアプリ「微信(WeChat)」が昨年の旧正月にこのサービスを初めて導入したところ、10日間で約800万人が4000万件以上の「お年玉」を贈った。
それを受け、電子商取引大手アリババ(阿里巴巴)も参戦し、両社は激しい競争を繰り広げている。
中国国内メディアによると、両社が発表した今年の大晦日の18日の電子マネーお年玉利用総額は、テンセントの10.1億元(約190億円)に対し、アリババは40億元(760億円)と圧勝した。
操作はとても簡単。贈る側はアプリ内で、お年玉の金額や、銀行口座またはクレジットカードなどの支払情報を入力すれば完了。
「少額でも気軽に贈れる」「現金を用意するなどの手間が省ける」「会えない人にも贈れる」などと若者の間で大人気だが、「人情味が乏しい」など支持しない声も少なくない。
(翻訳編集・叶子)